痩せたい、綺麗になりたいは、女性誰でも思うこと。
私もかつて太っていた経験があり、いろいろなダイエットをしてきました。
ここの脂肪がなくなったらなんて今でも思います。
でも、脂肪=悪者の構図が出来上がっていますが、実は、脂肪は生きていく上ですごく大切なものなんです。
付きすぎた脂肪は体に害を及ぼしますが、脂肪の落としすぎも、体に害を及ぼします。
なぜなら、脂肪は、飢えや寒さをしのいだりするための活動に必要な貯蔵庫だから。
でも、実はそれだけでなく、さまざまなホルモンや、生理活性物質も作っているんですよ。
エネルギー残量量を脳に報告する物質や、動脈硬化を抑える働きをする物質、血液を固まりやすくして出血を防ぐ物質、血圧や血糖をコントロールする物質などにも脂肪は関わっているんです。
さらにもっと言えば、脂肪から女性にとって必要な女性ホルモンの一部も作られます。
痩せすぎた時に生理が止まってしまうのはこのためなんです。
女性ホルモンの分泌が少なくなると、代謝も悪くなり、イライラや体調不良、冷え性や肩こり、憂鬱などの症状が表れててきたりもします。
綺麗になるために行っているダイエットが、不調をきたすものになってしまったら、本末転倒ですよね。
だから、適度に脂肪はつけておかないといけないのです。
適度って???
体脂肪の数値とともに、BMI値も気にして欲しいです。
BMIは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で簡単に計算できますので、是非計算してみてください。
もし、18.5をきっているのならば、体重を減らす努力をしないでください。
健康的に女性らしいフォルムで美しくなりたいなら、20を切らない方が、おすすめです。
なぜなら、BMI値が22の時が一番、疾病率が少ないからです。
「細くなること=ダイエットの成功」ではないのです。
大切なのは、体重を減らす事ではなく、バランスのとれたプロポーションと体型の維持、健康の維持であるという事を覚えておいて欲しいと思います。